2008年07月23日

「MBA老師のサラリーマン説法」○

MBA老師のサラリーマン説法 (ソフトバンク新書 (081))

著者は慶応の付属校の生徒から病気になり留年、その後暴走族へ。その間も寺に通い、大学に進み、プータロー、さらにはプロボクサーMBA、国会議員秘書新聞記者などさまざまな経験をされた方のようです。
現在は会社を経営をしながら、僧侶をされているようです。

老師の立場から、サラリーマンに向けて、ご自身の体験を織り交ぜながら人生論を説いている1冊です。

名誉、金銭、そういった何ごとにもとらわれずに、自分自身を見つめ、毎日を真剣勝負の場として生きなさい、考え込む前に変わるべく動きなさい、
そう書かれていると自分には読めたのですが、いかがでしょうか。


ぜひゼネコンに勤めているS氏に読んで欲しい1冊です。

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2008年07月15日

「黒字のための「5×6」の法則 」○

アマゾンの書評で絶賛されていますが、この手の類書は多いような気がします。
ただ、非常に読みやすい例でかつ、5×6に割り切って書いているところが非常に好感が持てます。

破産から再起した社長が教える黒字のための「5×6」の法則 失敗の数だけ知恵がある

企業の成長を、起業からのステージ別に分け、やってはいけないこと、やるべきことを説明してくれています。
大企業に参考にならないかといえば、組織レベルで見れて十分に参考にできるものだと思います。

成功した要因を、経営者の能力、会社の力と考え、
不振の原因を、外的要因にする、
そうするといかに企業がダメになり、立ち直れないかということを丁寧に説明されているような気がします。


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2008年07月11日

「シュガーマンのマーケティング30の法則」

マーケティングというよりは、セールステクニックやプロモーションの本という感じがしました。

シュガーマンのマーケティング30の法則  お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは


顧客の心理的トリガーを魅了しろということなのですが…
非常に読みやすい訳文で、例もわかりやすいのですが、マーケティングってこういうことだったっけというのが頭によぎってしまい、どうにも集中できない読書でした。



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2008年07月10日

「日本陸軍に学ぶ「部下を本気にさせる」マネジメント」

扶桑社新書 日本陸軍に学ぶ「部下を本気にさせる」マネジメント (扶桑社新書 28) (扶桑社新書 28)

移動の新幹線内で読みました。
アマゾンで最高の評価を下している人がいますが、
個人的にはイマイチでした。

冒頭でアメリカ経営者も日本式経営を学んでいるというようなくだりがありますが、
アメリカ型の経営に日本的経営のいいところを取り入れようとしているのであって、
アメリカの企業が全面的に日本的経営を採用しているというわけではない点を見落としているような気がします。
より良いものを目指そうと日本からも吸収しようとしているのに対し、
日本が日本を見直そうというのでは、それこそ大戦前の日本に戻ってしまうような気がしなくもないのですが…

そうはいっても学ぶところはあるもので、
スピードの重要性、
1点突破の有効性とリスク、
空気を読んで流れてしまうことの怖さ、
などなど。

最近KYはネガティブに使われていますが、
戦争の時に上層部にKYな人がたくさんいれば良かったのにと思わずにはいられなくなり、
ポジティブなKYもあるよな、とあらためて考えました。
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2008年07月08日

「世界で一番やる気がないのは日本人」○○

世界でいちばんやる気がないのは日本人――成果主義が破壊した「ジャパン・アズ・No.1」 (講談社+α新書 398-1C)

アマゾンの書評では酷評されていますが、良書ではないかと思います。

そもそもはコンサル会社の調査に基づいています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060731/244726/

やる気がないというよりは意欲が低いということですね。

著者はこの結果に基づき、
実際の欧米人の方のインタビューや実際の外資系企業での勤務体験から、
日本人がなぜやる気が低くなっているのか、
日本人管理職(先の調査によって国際的に能力が低いと指摘されている)にその対策などを提言している本です。

マネジャーとは偉い人ではなく、部下のやる気を出させる人であるはずである。
それなのに、日本人の管理職はそれを理解していない。
としています。
それは日本人の労働観(主体性をもってキャリアを考えていない)に根付いたものであるとしています。

まあ、江戸時代も、戦前も、今の古い体質の会社も、
上の人は下の人に、「考えるな、ただ働け」と命じて来て、
自分の意見を主張することは「わがまま」としてきたわけですからね。
一方で、言われたように考えなかった側も、実際にうまくいかなかった時に、それは上が決めたことだからと、責任を取ることをしなくて良かったわけです。
「甘え」があったということでしょうか。

そういう日本に、
自己責任をとって、決めた事をきちんとやった人に、より多くの報酬を与えるという制度がなじまなかったのは、当たり前といえば当たり前なわけです。
制度を導入するからには、経営陣の意識改革と管理職層のレベルアップも必須だったということでしょうかね。


単なる成果主義批判ではなく、今の時代に働く意味を考えさせる本と言う意味で、やはり良書だと思います。
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2008年07月07日

「統率力」○

言い訳しているわけでは何のですが、
最近、西武池袋線の混雑により、読書のペースが落ちてきています。

統率力。

タイトルの訳が変なのか、タイトルと内容はだいぶ違います。

アイデアを思いつくより、それを実現させる方が難しい。
自分の力だけではプロジェクトは成功しない。メンバーの支持は必須条件だ。
たとえば既得権益や反対意見ばかりが多くて進まない、周囲からのサポートが足りない、組織のモチベーションが上がらない……。
なぜか?
それは「政治的手腕」が不足しているからだ。

いかに味方を増やし、組織内外の支持や信頼を得て、全体をリードしていけるか、そうした「政治的手腕」を発揮する方法を、具体的なモデルケースと明解な理論で教えてくれる1冊です。


組織の人間のタイプを目標の違いと取り組み方の違いで4つに分類しています。
前例踏襲にこだわる伝統主義者
少しの変化を好む調整者
大きな変化が必要だと感じるが計画がしっかりしていないと動けない開発者
大きな変革を好機を逃さず実行することにこだわる改革者

まさに自分は改革者。
うまくいけば、臨機応変に対処できスピード感ある変革を実現できますが、
下手をすると、いきあたりばったりで、どうにもならない事態を招いてしまうようです…
この本の教えに従えば、
まずは開発者を味方につけ、調整者に変革の必要性を説いていくということなんでしょうね。


正論だけでは通らないのは、どこの組織も同じだということのようです…
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2008年06月30日

「ビジネスに「戦略」なんていらない」

ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y 195)

戦略が必要ないということではなく、戦略を考える前に考えなければいけないことがあるんじゃないのと問いかけている本という感じでしょうか。
それも完成品というよりは、著者自身が未だに答えを探している風なところもあるような気がします。

読んでいて違和感を感じるところもあるのですが、非常に納得できるところもあります。
なぜ仕事をするのか。それが人間だからだというのは、面白いですね。
ビジネスにはおもしろさがあり、そういう面白さを求めるのが人間なんだということのようです。
なぜ、面白いのか。
ビジネスの始まりには、交換=コミュニケーションがあり、ビジネスにおいて交換されるものはモノやサービスとお金であり、さらに、技術や誠意といったものが満足や信用といったものと交換されている。
その二重の交換が、ビジネスであり、その複雑さゆえに面白いと説いています。


利益至上主義のアメリカ型ビジネスが良くない、ということを言っている日本の方が多いような気がします。著書も少しそういう雰囲気がただよう文章もあります。

個人的にですが、良くないのは、アメリカ型ビジネスでも、○○型資本主義でもないよなあと感じています。
お金で幸せが手に入れられると思っている人間のこころ、がいろいろな問題を引き起こしているのでは。
粉飾決算や産地偽装、手抜き工事なども企業側の問題だし、
ただやみくもに今年度の利益を上げろと要求する投資家も問題です。
だからと言って外資のファンドに叩かれる無能な経営陣を擁護する気は全くないですけど。


著者はビジネス書を読まない派であるらしいです。
過去のケースをなぞっても、実際のビジネスに役に立たないからというのが根本の考え方でしょうが、
であれば読書そのものの意味も疑問に思っているのでしょうね。
歴史書なんて読んでもしょうがないですよね、タイムマシンに乗れるわけでもないし…

読まないだけに、著者と同じ問題意識で書いているビジネス書があることにも気付いていないようです。

その点はいかがなものかという気もしますが…
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2008年06月27日

「コピー用紙の裏は使うな!」○

コスト削減の真実という副題が付いています。
最近になって社内でもコスト削減という言葉が再浮上している気がしており、読んでおこうかなあと手に取ったのですが…

コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37) (朝日新書 37)

コスト削減は利益を増大させるために出来る二つのやり方のうちの一つですね。
もちろん、もう一つは売上げの増大です。
多くの企業が売上増大に邁進しているのですが、もう少しコスト削減に注目しようよということではじまっています。

コストを削減すると、余裕が出る、
その余裕が、売上げを増大させるきっかけとなる。
つまり、無駄を減らすということは、チャンスを増やすことでもあるということでしょうか。

コスト削減を本当に有効にするために必要なものとして、
「見える化」「共有化」「削減したコストの分配ルール」
があげられています。

それが定められていれば、コスト削減は楽しい、
とのことですが…

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2008年06月26日

「マーケティング戦争」○○

既に古典的名著のようです。
マーケティング戦争 全米No.1マーケターが教える、勝つための4つの戦術

初読です。
クラウゼヴィッツの戦争論をマーケティングに適用し、事例を交えて紹介するという主旨の本です。

実在のブランド、実在の企業がいかにして、消費者である人間の心という領土を奪い合っていったか、
そしてそこで闘って勝利を収めるにはどうすればいいか、
ということが書いてあるといえるでしょうか。

大切なのは「兵力の集中」と「防衛線の優位」であり、
この2つの原則をベースに、
・トップシェア企業の防衛戦(自分自身への攻撃も含む)
・ナンバー2もしくはナンバー3企業は、リーダーの強みに潜む弱みへの積極攻撃
・新興企業、下位企業は、主戦場を避けた側面攻撃
・中小企業、地域企業は守れるだけの市場に徹したゲリラ戦

を勝つための戦術として述べています。


戦略と戦術に関しての記述より印象に残ったのは、
「形態が機能に即しているべきものであるのと同じく、戦略は戦術に即しているべきである。」
「ある戦略が戦術的な結果をもたらさないのなら、その戦略は、どんなに緻密な思考の産物であっても、また、いかに雄弁に述べられていても、意味がない。戦略は現場に根ざして練り上げられるものであり、頭ごなしに押しつけるものではない。」

やらないのではなく、できないのだ、
というのは遠藤功氏も言われておりましたね。
机上の空論になるようなものはそもそも作るな、やれる形にして作れということなのでしょうね。


 

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2008年06月13日

「自滅する企業」○○○

いまだ読書中ではありますが、良書です。

自滅する企業 エクセレント・カンパニーを蝕む7つの習慣病 [ウォートン経営戦略シリーズ] (ウォートン経営戦略シリーズ)

この手の本は既に何冊も出ていて、新鮮味があるか?というと、そういうわけではないのですが、実例が豊富で、かつ親しみやすい企業が多く、非常に読みやすいです。

優良企業の多くが破綻していく原因は、熾烈な競争の結果おきたということではなく、最大の原因は優良企業といわれる企業自身の体内に潜伏していたと書かれています。

成功をたぐり寄せる過程で自然と身についてしまった自滅的習慣が最大の原因だということです。
人間でいえば生活習慣病のようなものだとしています。

その病状を以下の7つにまとめています。

現実否認症――神話、定石、正統という呪縛
傲慢症――おごれる者は久しからず
慢心症――成功は失敗のもと
コア・コンピタンス依存症――諸刃の剣
競合近視眼症――忍び寄る伏兵
拡大強迫観念症――右肩上がりの幻想
テリトリー欲求症――コップの中の縄張り争い

読んで字の如しでわかりづらいものはないです。
自滅する多くの企業がこの症例の一つか二つに当てはまるとのことです。


ビジネス環境の変化、もう少し具体的に言うなら、新しい技術に気を配り、あらたな競合の動きに注意し、顧客の嗜好の変化にあわせて、自らを変化させなければならないとのこと。
破綻していく企業は、わかっていてもできないのではなく、その本質的危機がわかっていないということのようです。
なので、現実否認の文化が根深くなってしまう。
新たなビジョンの策定が必要なのにもかかわらず、放置してしまう。
企業文化そのものの変更も必要なのに、放置してしまう。

ではどうすれば良いのか。

会社の問題として考えると気がふさぐ人も多いと思いますが、環境問題に置き換えるとどうでしょうか。
国が何とかしてくれれば環境が良くなる?
できることは個人のレベルでどんどんやっているのでは。

では会社ではどうでしょう?
社長が良くしてくれるはず?
誰かのせいにするのではなく、一人ひとりが考えてアクションや、アピールをしていかないとまずいのでしょう。

その一歩を踏み出せる人がどれだけいるのか、
社員がその一歩を踏み出せるように環境を整えているのか、
それが自滅する企業とそうでない企業の分かれ目ということになるのでしょうか。


類書
「名経営者はなぜ失敗するのか」
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2008年06月06日

「大逆転の経営」○○○

大逆転の経営

戦略リスクというものに着目し、それをただ恐れて回避したり、無視することなく管理し、成長機会に変えようという本です。

未だ読みかけですが、読んでいてしびれています。

1. オッズ(成功確率)を高める
2. 顧客ニーズを推測するのではなく、深く理解する
3. 業界の分岐点でダブル・ベット(両方に投資)する
4. 無敵のライバルとは「別の土俵」で闘う
5. ビジネスデザインを見直し、ブランドを守る
6. ライバルと提携し、死に至る競争から逃れる
7. 需要を革新し、市場を広げる

リスクマネジメントの方法が重要なのではなく、戦略リスクに立ち向かいそれを成長機会に変えるというメンタリティをもてるかどうかということのようです。


そのためには戦略を実行するシナリオや戦略そのものを理解したりしていないといけないわけで、そのうえで今の戦略を是とせず、そこにおける不確実性を受入れ、それによってどのようにシナリオが変わるのかを明確に推論し、実際にリスクが顕在化した際にはそれを成長機会として捉えられるように柔軟に戦略を変更して実行に移していくということになるでしょうか。

「待つことは、心地よく習慣性があり、最後には命取りになる麻薬のようなものだ」
怖い一文です。

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2008年06月03日

「愚直に積め」○○○

愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99

ベンチャーキャピタルの方が書かれた本ですが、心に染みる言葉が多いです。

「計画の無い実行は時間つぶしに過ぎず、計画の無い検証は自己陶酔に陥る」
「目標を設定する目的は、目標達成の為ではなく、現状とは異なる行動を喚起していくことにある」
リーダーは数字の背景にある人間の行動を促すことでしか、数字を変えることが出来ない」
「悪いことは構造的な要因に基づく出来事、良いことは偶然の出来事、であるのが通常である」
「商才やビジネスセンスとして語られることは、すぐにやるかどうかにかかる。「デキル人」を目指すなら、四の五を言わず、今すぐ実行することを心がけるべきである。」

週に100時間働けるかが起業の成功の分かれ目
というのは、うなづけるような気もしますが、要因の一つに過ぎないような気もします。
好きな仕事なら100時間ぐらい働いても苦にならないという意味でありですが、
ただ闇雲に作業すればよいのかというとそうでもないような気がするという意味です。

起業の成功には、
夢をたくせるアイデアと、それを実現するビジネスモデルを作れる人に加えて、資金面で支援する人が不可欠ですね。


公務員の人、大企業サラリーマンの人の感想が聞きたくなる1冊です。
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2008年05月28日

「ビジネス脳を磨く」○

ビジネス脳を磨く [日経プレミアシリーズ] (日経プレミアシリーズ 6)

「感性」というのがキーワードの本です。
ビジネススクール時代もマーケティング専攻の人の中では。「経験価値」と並んだはやりのフレーズだったような気がします。

「感性」というのも、一般の言葉のイメージとは少し違い、
その人が、大量の情報の中から、なんらかの考えで情報を処理し、ものごとを決める力
のことを表しています。

そういう時代では、モノの価値を訴えていかなければ、簡単には売れないということです。
そして売る為には、思考プロセスを磨き上げていくということになるのでしょうか。
思考プロセスを磨き上げるには、行動して、経験して、道を究めて、知識の量を上げていくということのようです。

そうするとどうなるかということで、エジソンの言葉の引用です。
「やりたいことを見つけなさい。そうすればあなたは明日から働かなくていい。」

もはや働いているという意識すらなくなるということのようですね。


道は、遠いです…
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2008年05月26日

「バカ社長論」○○

この手の本の中では珍しいくらい的をついている本ではないかと感じられました。

バカ社長論 [日経プレミアシリーズ] (日経プレミアシリーズ 5)

タイトルに惹かれて、購入したのですが、思いがけず良かったです。
著者が会計士事務所社長とのことで、読む前は不安だったものの売上・原価・管理費等にあてはめて説明してくれており全てがわかりやすいです。


著者の言うバカ社長とは、目先の売上や利益改善につられ実施してしまう経営者のことを指すようです。

残業前提の案件受注、安直な人件費カット、立地条件の悪い事務所への移転など、シンプルな原価計算をしてみるとどれも非効率的なことがわかるはずなのにと書かれています。

個別案件で黒字化する、そうでない案件なら断る、
商品開発では低機能で使いやすいものをつくる、
中小企業では退職希望者をとめない
など、忘れかけていた点をあらためて思い出させてくれるそんな本でした。
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2008年05月22日

「言われた仕事はやるな!」○○

言われた仕事はやるな! (朝日新書 109)

シリコンバレーを第2の故郷と言う女性経営者の本です。
読んでいて非常に面白かったです。

アメリカ西海岸の失敗を恐れないグッドトライというのは良いです。
著者もそういう考えの方のようです。
実際にアメリカででの体験が書かれています。
ゴールを前にノーマークの状態で空振りしてしまう子供に、全員がすかさず「グッドトライ!」と声をかけるシーンは著者ももそうだったようですが、私も「あーあ…」と言ってしまいますね。

言われることをやるなというのは、
人に言われる前にやりなさいということの逆説的な言い方です。
好きなことを仕事にしなさいとも主張されています。
そういう仕事なら、人からあれをやれと言われる前に、やらなければいけないことが次々と思いつくはずでしょということですね。


ビジネススクールで大いに刺激を受けたという点は同じようですね。
その後、会社に自分の人生を決められることをリスクと捉え起業を選択されてところが私との決定的な違いでしょうか。
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2008年05月19日

「ディズニーに学ぶ満足循環力」○




















ディズニーランドは好きではないのですが、顧客満足−従業員満足の循環をどう作るのかについては、やはり興味があり、新書でもあるし買ってみようかという1冊です。

「CSとESの関係は、どちらがどちらを補完するのではなく、絶え間なく循環している関係」というのはまったくそのとおりだと思います。
それを教育で徹底的に浸透させてきているということですが…


ディズニーランドの人が活き活きと働いているのを否定するつもりはまったくありません。
お掃除の人も、実際にそのとおりです。

でもそれは教育のおかげではなく、すでにブランド価値の高いディズニーランドの運営に携われているからではないかと思ってしまいます。
ディズニーランドが顧客満足度を高く維持できるノウハウを持っており、だからこそリピーターが多いと主張されるのなら、ディズニーとはまったく関係のない温泉旅館百貨店などを運営してから語らないとです。
すでにアメリカで築き上げたブランドのイメージが高すぎ、正統な評価ができないような気がしてしまうのですが…

そういう意味で、この本の主旨を明確にするのは後半の学習塾のケースですね。
今では大きく成長を遂げられているのか、そのあとの結果が気になるのですが、それにはまったく触れられていないような気がします。


なにはともあれ自分のしている仕事が世の中の役に立っている、そう実感できない仕事を主とする会社は、長続きできないのだろうなあと考えさせられました。


最初からディズニーランドなどを例に入れなければ明快なのでしょうが、
そうすると売れなくなってしまうのでしょうかね。

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2008年05月17日

「真のリーダーになる条件」

堀紘一さんの本です。

「真のリーダー」になる条件 初めて部下をもつ人へ (PHPビジネス新書 54) (PHPビジネス新書 54)

リーダーを目指す人」と、「リーダーになんてなりたくない人」では、年収に数倍の差がついてしまうと書かれている本をいくつか読みましたけど…

世界の流れは間違いなくそうなんでしょうね。
この本に書かれているインドの例は、非常にわかりやすいです。

役人天国の日本でも早くそうなって欲しいところですが…


さいきんの堀さんの本は、少しパンチが少ない気がします。
雑誌のまとめが多いからでしょうか…
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2008年05月16日

「コンサルタントの質問力」○

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52)

質問力=仮説力×本質力×シナリオ力
とのこと。
それはわかっております。

実践が難しい。

質問事項を事前に考えた方が良いとわかっていても実際にはそういう時間が避けないこともしばしばです。
コンサルなら質問することが重要な仕事ということで、優先順位が高いのでしょうね。
私は事前の資料作りにほとんどの時間を費やしてしまったりしております…




もうちょっと
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2008年05月01日

「御社のトップがダメな理由」

御社のトップがダメな理由 (新潮新書 260)

成果主義や360度評価を否定するだけでなく、ボトムアップ型の意思決定なども否定しています。
日本企業のやり方に合わない欧米の経営手法を導入しても意味がないとか。
成果主義を導入した企業には年功序列に制度を戻しなさいとアドバイスしているとも書かれています。

新しい制度や仕組みを導入しただけでは、企業の本質は変わらないし、
企業の本質を変えなければ、新しい制度を導入しても意味がない、
ということなのでしょうが…

この本のような書き方をしたのでは、
結局何もしないほうが良いのでは
と思う人が多くなってしまうのではないでしょうかね。


いつまでも日本のやり方、日本の○○、とか言うのは、もうそろそろ止めにしたほうが良くないでしょうかね。
日本人ですから、日本人特有の個性的な制度や仕組みがあってよいのは当然ですが、
欧米の仕組みは合わないとか、欧米の○○というのは、とかは、あまり聞きたくないなあと最近特に思います。
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2008年04月24日

「部長の経営学」

部長の経営学(筑摩書房)

日本人の大学教授による、日本企業の部長・課長のための、企業統治のあり方を示した本であり、それ以上でもそれ以下でもないという感じでしょうか。

正直言って読んでいる途中でイライラしっぱなしでした。


株式市場のこと、
同族企業のこと、
大企業の部長のこと、
どれも文献やインタビューぐらいで書いている感がしてしまいます。


日本の国で学び大学教授になった著者が、いろいろな分析を通じて最終的に言いたいのは、
「従業員サイドの代表である部長が、経営者の任免に関与するべきである」ということのようです。

それ自体は悪いことではありませんけど、
実際にそれだけの勇気・行動力がある人が、不満や問題の多い企業にいつまでも残っているのかという視点はまったくありません。

株主の力が世界的に強くなってきており、企業が短期的な利益を出すことに対する圧力が強くなってきており、企業が本当に価値があるものを創り出すための長期的投資ができづらくなってきている。
株主はおしなべて短期利益を求める人ばかりだから、現場の声を取り入れましょう、または事業会社同士で株を持ち合いましょう、とか。
長期的な視点で経営できるという意味では、同族会社は強いです、とか。

本や論文を書くときには、テーマの設定・個人の問題意識がいかに大事か、再認識させられました。
posted by ながけん at 13:19| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記(ビジネス書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする