
戦略が必要ないということではなく、戦略を考える前に考えなければいけないことがあるんじゃないのと問いかけている本という感じでしょうか。
それも完成品というよりは、著者自身が未だに答えを探している風なところもあるような気がします。
読んでいて違和感を感じるところもあるのですが、非常に納得できるところもあります。
なぜ仕事をするのか。それが人間だからだというのは、面白いですね。
ビジネスにはおもしろさがあり、そういう面白さを求めるのが人間なんだということのようです。
なぜ、面白いのか。
ビジネスの始まりには、交換=
コミュニケーションがあり、ビジネスにおいて交換されるものはモノやサービスとお金であり、さらに、技術や誠意といったものが満足や信用といったものと交換されている。
その二重の交換が、ビジネスであり、その複雑さゆえに面白いと説いています。
利益至上主義の
アメリカ型ビジネスが良くない、ということを言っている日本の方が多いような気がします。著書も少しそういう雰囲気がただよう文章もあります。
個人的にですが、良くないのは、アメリカ型ビジネスでも、○○型資本主義でもないよなあと感じています。
お金で幸せが手に入れられると思っている人間のこころ、がいろいろな問題を引き起こしているのでは。
粉飾決算や産地偽装、
手抜き工事なども企業側の問題だし、
ただやみくもに今年度の利益を上げろと要求する
投資家も問題です。
だからと言って
外資のファンドに叩かれる無能な経営陣を擁護する気は全くないですけど。
著者はビジネス書を読まない派であるらしいです。
過去のケースをなぞっても、実際のビジネスに役に立たないからというのが根本の考え方でしょうが、
であれば読書そのものの意味も疑問に思っているのでしょうね。
歴史書なんて読んでもしょうがないですよね、タイムマシンに乗れるわけでもないし…
読まないだけに、著者と同じ問題意識で書いているビジネス書があることにも気付いていないようです。
その点はいかがなものかという気もしますが…
posted by ながけん at 23:59| 東京

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読書日記(ビジネス書)
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