2008年07月17日

「パパの極意」

パパの極意―仕事も育児も楽しむ生き方 (生活人新書 248)

自分も子育てには積極的に関与していかなければと思い、この本を手にしてみました。
が、少し方向性が違っているようですね。

言っていることは同意できるのですが、何かが違うという違和感をずーっと抱かされ続けています。
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2008年05月20日

「流星ワゴン」○○

流星ワゴン (講談社文庫)

泣ける本とのことでしたが、まったく泣けませんでした…
会社をリストラされ、妻からは離婚を切り出される。息子は、不登校に家庭内暴力。
主人公は、「車代」を貰う為に、折り合いの悪かった父の元へ見舞いに向かう。
「死」を主人公が考えたときに、ワゴンに乗った一組の親子の幽霊に出会うという話です。

いろいろな読み方があると思いますが、
何故そうなったのか過去の事実を再認識するところから始まるのですが、
現実は現実として何も変わっていない。
そういうところは、アメリカ映画よりも良いですね。
ただ、いろいろな意味の気付きがあり、主人公のものの考え方がどんどん変わっていきます。
最終的には今の現実を少しでも良くしようと行動しだすすところで本は終わります。


なぜ泣けなかったのか。
どうしてそういう状況になるまで気付かなかったんだろう、という疑念が大きかったからかなあ。

人の気持ちを読むのは難しいですけどね…
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2008年05月13日

「風紋」○

風紋〈上〉 (双葉文庫)

犯罪に巻き込まれていく人、その人生の変化を丁寧に書いているという感があります。
私の場合は、その気持ちの変化が何故起こったのかをもう少し書いて欲しかったのですが、そこはあまり触れられていないような気がします。
テーマ的には以前読んだ「手紙」にも似ていますが、視点が被害者の家族にも向けられている点が異なっています。


法廷ミステリー的なところもありますが、全体のトーンが思いです。
心理描写を省くと半分ぐらいになる本でしょうかね。
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2008年05月10日

「逃避行」

逃避行 (光文社文庫 し 20-2)

飼っていた犬が、隣の子供のいじめに合い、反撃して殺してしまう。
その犬を連れて飼い主である主婦が逃げるという話です。

家族の中の孤独、
マスコミの偏向報道とそれを鵜呑みにする一般人、
犬の持つ野性、
田舎暮らしに対する幻想、
老いる事の意味、
などなど。

読後に気分が暗くなるのが難点でしょうかね。
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2008年05月08日

「サウスバウンド」○○○

サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)

面白いとは聞いていましたが、本当に面白かったです。
読後は無性に西表に行きたくなりました。

いろいろな見方があると思いますが、個人的には男の子の成長の物語ではないかと思います。

東京と沖縄を対比させた文明論的なところもありますが、
自分の信じるものにしたがう「生き方」か、世の中の人に穏便にあわせる「生き方」か、
というのを問うお話ではないかと。
主人公の少年が、だんだん自分なりの考え方を確立させていく、そんなお話です。


映画化されているようです。
少年のお母さん役は天海祐希とか。
イメージどおりであり、かつとても好きな女優さんです。

未だに嫁さんと同じ生年月日(誕生日ではありません!)なのが信じられないです…
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2008年04月30日

「しゃべれどもしゃべれども」○○

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

リズミカルな文章というのか、非常に読みやすい。
登場人物も一人ひとりが個性的で楽しい。
そういう意味で非常に面白いお話でした。

「自信」というのがテーマでしょうか。

「自信って、一体何なんだろうな。
自分の能力が評価される、自分の人柄が愛される、自分の立場が誇れる−−そういうことだが、それより、自分を”良し”と納得することかも知れない。”良し”の度が過ぎると、ナルシシズムに陥り、”良し”が足りないとコンプレックスにさいなまれる。だが、そんな適量に配合された人間がいるわけがなく、たいていはうぬぼれたり、いじけたり、ぎくしゃくとみっともなく日々を生きている。」


映画にもなったようですね。
読みながらできてきた主人公のイメージは、国分太一君ではなかったなあ…

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2008年04月27日

「母恋旅烏」○○

萩原浩氏の前2作が面白かったので3冊目を購入です。
ユーモアたっぷりなのですが、以前ほどのインパクトは無かったですね。

母恋旅烏 (双葉文庫)

家族がテーマです。
見た目は家族でも、気持ちがバラバラな最初のころ。
一人ずつ自立し、その過程でいつも一緒にいる家族としての形は崩壊する中盤。
バラバラだけれども気持ちはつながっていて、危機的状況に陥ったときに再結集するという終盤。
登場人物がどれもよく書き込まれているので、すぐに感情移入できるお話です。


読後にちょびっと気になるのは、どういうわけか父親はあまり変わらないということでしょうかね。
嫁さんもいなくなったままだし…
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2008年04月16日

「ワイルド・ソウル」○○○

ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)

非常に面白い小説です。
戦後の外務省の移民政策でブラジルアマゾン楽園だと騙されて送られた主人公たち。
年を負うに連れ病気などで死んでいった仲間を思い、生き残った主人公たちが日本(外務省)に復讐をすることにしたという話。


最後まで読むとかなり切ない気持ちになってきます。
外務省が問題を起こす。
警察が不祥事をしでかす。
財務省は脳なし。
この国のモラルはどこに行ってしまったかのか?
いつからこんなことになってしまったのか?
などとテレビでコメントする人がいますが、昔からだったんだと教えてくれます。
保身に走る事なかれ主義の人たち=普通の日本人が犯す罪の怖さとでもいうんでしょうかね。


「知らないこと自体も共犯なのかなあ」と、20年ぶりぐらいに考えさせられました。


もう少し政治にもアクティブにならないといけないのでしょうかね。
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2008年04月10日

「神様からひと言」○○○

神様からひと言 (光文社文庫)

前に読んだ「メリーゴーランド」があまりに面白かったので、もう1冊買ってみました。
これも非常に面白い。
創業社長がいる食品メーカーが舞台になっていますので、
多少業種は変わりますが○○建設の方は必読ではないでしょうか。


手に入れたものを失いたくなくて、保身に努め我慢して生きている人が多いけど、
それを失ってみても、今の世の中それほどひどい世界が待っているわけではないですよ、
だから前を向いて歩こうよ、
そんなメッセージが伝わる1冊でした。
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2008年04月09日

「夜のピクニック」

夜のピクニック (新潮文庫)

高校時代に戻れるような気もしますが、
作品としてそれほど心に響かないのは何故でしょうか…
主人公の女の子が秘かに賭けていたことも、ちょっと拍子抜け。

まあ、しかし、18歳って、こんなものかなとも思ったりして、それはそれで納得なのですが、
そう思うと、この本はあのころの雰囲気を味わう本ということなのでしょうかね。
posted by ながけん at 08:00| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記(小説とか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月08日

「鉄道地図は謎だらけ」

鉄道地図は謎だらけ (光文社新書 344)

むかし小学校のころ倉庫で見つけた古い日本地図。
そこにのっていた鉄道や道路が、その当時の今とあまりに違うことに興味を持ったのがきっかけで、その時から地図が好きです。
トイレに入るのに何か本を持っていきたくなりますよね。
そんな時に持っていく回数が一番多いのも地図。

そんな自分ですが、この本はちょっとツボがちがっていたようです。

むかし種村直樹氏の「鉄道旅行術」を読んでわくわくさせていたときの気持ちや、
宮脇俊三氏の「鉄道廃線跡を歩く」シリーズのほのぼの感ともちがい、
鉄道マニアっぽい本でした…
posted by ながけん at 19:29| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記(小説とか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

「わが子にお金をどう教えるか」○

わが子に「お金」をどう教えるか

お金の価値を子供教えるのは難しいです。
うちの子供たちも、おそらく理解していないと思われます。

書かれていることは全部正しいと思うし、私が思ってきたことと同じなのですが…
老舗商店の金銭感覚の磨き方なども参考になるのですが…

あまりにきれいごと過ぎてしまわないでしょうかね。


子供の前に、
親である自分がしっかりしないとね
とあらためて感じます。

もう少し強くならねば…
現実に押しつぶされそうな42歳には、案外つらい1冊です。

posted by ながけん at 12:59| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記(小説とか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

「しゃぼん玉」○○○

乃南アサ氏の著作をはじめて読みました。
以前、情報システム系の企業の社内SNSでお勧めの本を教えてくださいと聞いたところ、勧められた作家の一人です。

しゃぼん玉 (新潮文庫 の 9-36)

こういうのを心理サスペンスというのかはわからないのですが、
すさんだ青年の心が徐々に変わっていくというのは、
RBパーカーの「初秋」にも通じるものがあるのですが、
私がこういう人間の成長物に弱いというのを割り引いても、かなりうまい小説ですね。


舞台の宮崎県椎葉村に行ってみたくなりました。


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2008年03月27日

「メリーゴーランド」○○○

最近またブックオフで小説系を大量に仕入れました。
まったく読んだことのない作家でしたが、非常に読みやすい文章で、かつ内容的にもとても面白い本でした。
メリーゴーランド (新潮文庫)

テーマパーク再生に奮闘する公務員のお話というよりは、
公務員の社会の中でもと民間出身の人が奮闘する話であり、
市井の普通の人がそれなりのスペシャリティを持って生きているというような話であったりします。


終わり方も少しほろ苦くて良いです。


嫁さんの行動の結果に、旦那が振り回されたような状況は、
何となく今の我が家にも似ているような気がして…

続編が気になってしょうがないです。
posted by ながけん at 07:59| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記(小説とか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

「本能寺」○

池宮彰一郎氏の「本能寺」

本能寺〈上〉

アマゾンの書評でも賛否両論に分かれているようですが、それなりに面白いです。
最後のほうまで新しい発見があるわけではないのですが、読めます。


既得権益に固執する凡人が改革者を滅しようとする。
下卑た下の人で働くことになるのは耐えられない。
ここら辺の人間の感覚を突いた作品です。


既得権益に固執するのは昔から変わらない人間の性ですね。
小泉政権の「ぶっ壊す」も、信長の改革に比べたら、結局は何も壊せなかったですね。
そもそも本気で壊そうとしていなかったのかもしれないですが…

自分の付き従う人を選びたいという欲求は、だれにでもある性というより、前向きに生きる人の性なのかもしれないですね。


そうはいっても、子は親を選べないので、親になった以上、自分がしっかりしないといけないんだなあと改めて考えさせられました。
posted by ながけん at 07:50| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記(小説とか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月14日

「ダ・ヴィンチ・コード」○○

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉
 
ytaro氏から借りてあっという間に読んでしまいました。
最終的な評価は微妙。
テンポがよく、あっという間に読みきるのですが…
 
 
ものすごい問題を扱っている割りに、軽すぎるような気がして、あっけなくラストに突入という不に気でしょうか。
 
 
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2007年02月18日

「ユダヤ人が語った親バカ教育のレシピ」○○○

子供がホンモノの力を見に付けるためにという副題がつけられています。
 
ユダヤ人が語った親バカ教育のレシピ
 

「でも、一番大事なのは、学ぶことは楽しいことだと、教えることだ」
という本です。

ポイントは3つ

・良い成績を取れ、と子供にハッパをかけない
・家にはかなりの数の本を常に備え、親子で一緒に読書を楽しむ
・いろいろなものを見せ、経験させるために、しょっちゅう子供と一緒に外出する
と書かれています。

 
祖国をもたず、流浪の民として、厳しい歴史を生きてきたユダヤ人は、お金や財産、地位より、どんな変化や逆境にもチャンスを見いだせる明晰な頭脳こそが大切と考えてきたとのこと。
そういう環境は今の世の中における「うちの家」にもあてはまるような気がしますね…

苦境になればなるほど親は熱意をもって子どもを育てるということでしょうか。

「親が子どもを信頼すること」

親は信頼しているからこそ、子どものチャレンジを許します。
その結果、子どもは自分の素質に気づき、したいことが見つかるとのこと。

家庭では、たくさんの本を与え、会話をして子どもの考えを引き出し、博物館や美術館、コンサートに連れて行き、ホンモノを見せ、体験させ、感動を与えろというのですが…

お金はかからないのですが、異様に手間ひまがかかりますね。

親のまっとうな人生観も必要です。
 
美味しい料理を作るレシピのように、子どもを幸福にして、充実した人生を送らせるためのレシピも手間ひまかけてということなのでしょうね。
 
 
さっそく嫁さんにも読ませてみます。
 
 
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2006年11月29日

「ヒート・アイランド」○○

垣根涼介という人の本ははじめて読みましたが、少し良いです。
この微妙な評価は、大藪風で良いのですが、まだまだだねという感じでしょうか。
 
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渋谷ストリートギャングが主人公で、ひょんなことからやくざと抗争になり…
この時点でかなりの違和感を感じるんですよね。ひょんでは困るんですよ。
もう少し、そうならざるを得ない心の闇の必然性を書いて欲しかったです。 
 
 
シリーズ化されているようでもあり、もう少しこの作家の本を読んでみようと思います。
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2006年11月17日

「永遠の仔」

家族による虐待がもとで…
 
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朝から読むには気が滅入る本なのですが、文庫で全5巻。
途中からほとんど結果はわかるところが、ちょっとなのですが、テーマがあまりに重く…
posted by ながけん at 15:06| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記(小説とか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月08日

「白夜行」○○

 
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いわゆるノワール系で非常に好きなのですが、主人公達の内面の気持ちをもう少し書いて欲しかった!
まったく書かないところが売りで、あとは読み手の想像に任せますというのでしょうが、それではねえ。
うわーすごい世界があるなあ、と思わせて欲しいんですけどね。
 
長いですがストーリー的に良くできており、あっというまに読めました。
posted by ながけん at 23:59| 東京 ????| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書日記(小説とか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする